以前、私は鬱病で、10年近く心療内科に通っていました。
鬱病の症状が少し良くなってきたころに、毎日かかさずやっていたことがあります。
それは、感謝できることを5つ探して「ありがとうございます」といってから寝ること。
これを行うようになってから、自分の周りにある沢山の幸せに気付くことができ、気が付いたら鬱病はどこかへ消えてなくなりました。
今日はそんな私の「幸せの見つけ方」をお伝えしたいと思います。
何をやってもウマくいかない日ってあるよね…泣!
こんばんは。アラフィフブロガーたま子です。
今日は土曜日で仕事がお休みでした。
旦那様も出かけてていないし、お昼ころに病院に行くほかは特に用事もなかったので、ゆっくりブログを書いて、ゆっくりお風呂に入って…と思っていたのに、朝からツイていないことだらけ!
実は今、私が住んでいる建物が工事中で、外に洗濯物が干せなったり知らない人が突然ベランダにいたり、色々とご不便をかけられております。
で、来週の月曜から外壁の塗装をやるというビラが入っていたので、日曜日までは塗装はしないんだろうと思っていたのに、何やら外でゴトゴト物音が!
しばらくすると、ものすご~いペンキの臭いが家中に充満してくるではありませんか!
外で作業していた人に、事前に何の連絡もなくこんな作業をされたら家にいることもできないじゃないですか!と文句を言いましたが、お陰ですっかり気持ちが悪くなってきてしまいました。
こんな家からは早く脱出しようと思い、急いで支度をして外へ逃げ出しましたが、出先でも何だかついてないことだらけ。
古本買取のお店で本を処分しようと重たい本を持って出たのに、あったはずの古本買取のお店の店頭には「テナント募集中」の文字が!!!
諦めて買い物して帰ろうと、近所のイオン系列のスーパーに行きました。
イオンカードの割引券があったので、それを使おうと思って普段買わないようなものも沢山買ってしまったのに、なんとその店では「割引券は使えません」!
送られてきた割引券を良~くみたら、小さく書いてありました。
「一部店舗ではお取り扱いがございません」
なんかね~ついてない日ってことごとくついてないんですよね。
こんな日は何をやっても裏目に出てうまくいかない…。
そんな経験ありませんか?
そりゃ、笑顔も出ないよね…(´;ω;`)
私の鬱病を改善した「5つのありがとう探し」
何をやってもついていない。何で自分だけこんな不幸なんだろう。
なんて憂鬱になり始めると、どんどんぬかるみにはまっていく…。
え~っと。こういう時はどうしたらいいんだっけ。
なんてだらだらと思いながらも、最近急に暑くなってきたので夏物を出しておこうと押入れをあさっていたら、ずっとしまい込んで忘れていたマルチカバー(マルチクロス?)を見つけました。
ソファーにかけるカバーが欲しくて買わなきゃな~と思っていたのですが、いいのがあったじゃーん♡
小さな幸せですが、自然と「ありがと~♡」という言葉がこぼれました。今日初めて笑顔になれた瞬間です。
その時にふっと思い出したことがありました。
実は私は10年位前まで、結構長い間、鬱病でした。
その鬱病が治りかけてきたころに毎日やるように心がけていたことが、
一日の終わりに感謝できることを5つ以上思い出して「ありがとうございます」
と言ってから寝ること。
簡単そうですが、その頃の私にとってはこれが意外と難しかったのです。
良いことが沢山あった日は簡単なんですけど、今日みたいにとことんついてない日なんか、何に感謝すればいいの?!と思ったりして。
でも、5つ以上、と決めたので、無理やり5つ挙げなくてはいけません。
で、やっとの思いで絞り出したのがこれ↓
・お風呂があったかくて気持ち良かった(小さいお風呂だけど)
・今日も雨風しのげる家で寝れる(ボロアパートだけど)
・隣の家の犬が可愛かった(自分の犬じゃないけど)
・今日も無事に帰ってこれた(クタクタだけど)
・ご飯が食べれた(コンビニだけど)
みたいな感じです。
今思うと笑っちゃうけど、これを真剣に、考えて考えて絞り出して、「ありがとうございます」って言ってから寝るんです。
この方法は、あの脳科学者の茂木健一郎さんが訳した、マーシー・シャイモフの「脳にいいことだけをやりなさい!」を読んでやってみようと思った方法です。
この本の第4章の中の「ありがとうの儀式」のすすめ(P.112)を参考に始めたのですが、これが私には「とても大切なことに気づくキッカケ」となったのです。
大切なのは「当たり前」の事に感謝すること。
毎日5つ、無理矢理にでも感謝することを探し「ありがとうございます」を言うようになって私は、
とても当たり前だけど、とても大切なこと
に気づいたんですね。
それは、実は私たちは、
沢山の幸せに当たり前のように包まれて暮らしている
ということ。
今は戦争もなく、安全に暮らすことができるこの日本という国にいると、普通にご飯を食べ、普通にお風呂に入り、普通にお布団で寝られることは、殆どの人にとってごく当たり前のことだと思います。
でもそれって、実は当たり前じゃないんですよね。
そんな当たり前の幸せしか感じられないでいた時に、その当たり前のことを数え挙げて「ありがとうございます」ということで、当たり前の幸せは決して当たり前なんかではないと言う事を私は再認識したのです。
そういう当たり前と思える小さな幸せに気づくこと、それが実はとても大切なことだと気づいたのです。
今日のように、ついていない一日とか、なかなか思い通りに進まない人生とか、人は(私は)すぐに不平不満を言ってしまう。
でもそんな時こそ、当たり前にある小さな幸せにちゃんと気づいて感謝すれば、自分がちゃんと幸せの中にいることが分かっていつも幸せを感じて生きていられるんじゃないかと思ったのです。
そういう当たり前の小さな幸せに気づくことができる人=幸せな人なんじゃないかなと。
「ありがとう」を5つ数えて寝るようになってから、少しづつですが心も平静を取り戻していったように思います。
そしてちょっとしたことにも幸せを感じることができるようになり、気が付いたら鬱病はどこかへ消えてしまいました。
もちろん、私の場合は旦那さまの協力と愛情がとても大きく影響していて、それが鬱病が改善した一番の理由ではありますが、小さな幸せに敏感になれたことも一つの大きな要因だと思っています。
長くなってしまいましたが、ついてない一日でも、このまま良いことなんて一つもないんじゃないかと思ってしまうほど落ち込んだ日でも、当たり前の幸せに改めて感謝してみてください。
あなたはきっといつだってたくさんの幸せに包まれて生きている。
憂鬱な日、あなたはどうやって過ごしていますか?
たま子さんは、今日もいっぱい感謝して、幸せに眠りにつくことができそうです♡
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
たま子