そもそもBATって何?
今日のたけしの「家庭の医学」で「BAT褐色脂肪細胞」のことを取り上げていましたが、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
私は以前、褐色脂肪細胞のことを調べたことがあったので、今回テレビで放送されたこととあわせて、テレビでは紹介されていなかった「ベージュ脂肪細胞」についても書いてみました。
アラフィフで痩せにくくなってきたけど、どうしてもダイエットを成功させたい!というあなた(わたし?!)のために書きました!ぜひ読んでみてくださいね♪
褐色脂肪細胞を冷やせば痩せる!は間違い?!
こんにちは。たま子です。
このブログでも再三、ダイエットについて書いてきましたが…痩せません。
ここ2ヶ月くらい、スポーツジムも辞めてしまって、殆ど運動らしい運動をしていないのですから自業自得なのですが、それでも食事には気をつけてるつもりです。
だって2/24のブログ「50代ダイエット 運動だけでは痩せられない?!食事が9割って本当?!」でも、ダイエットで大事なのは9割が食事!って自分で書きましたからね。
でもね、やっぱり食事だけ気を付けていても、目に見える効果は期待できないというのが実感です。
ダイエットにおいては運動は1割くらいの効果かもしれませんが、やっぱりその1割をおろそかにしてはダイエットは成功しないのではないかと改めて感じているところです。
特に40代~50代、アラフィフになるとほんと~~~~~に痩せにくくなりますよね!
本当にちょっとやそっとじゃビクともしない!
だからこそ、いろんなダイエット法を試しては挫折して…を繰り返すわけなんですが…。
で、今回「たけしの家庭の医学」で取り上げていたのが「BAT(褐色脂肪細胞)」なのですが、この褐色脂肪細胞を刺激して脂肪を燃やすという方法は実は以前から注目されていたダイエット方法の一つです。
キッカケは、「BAT褐色脂肪細胞を刺激すれば簡単に痩せることができる」という記事が、2007年に医学専門誌CELLに掲載されたことで注目されるようになったようです。
褐色脂肪細胞は肩甲骨周りに存在が確認されていることから、肩甲骨周りを冷やしたり動かしたりするだけで褐色脂肪細胞が活性化されるという情報が一時、巷に溢れていました。
でもこの「褐色脂肪細胞を冷やせば細胞が活性化されて痩せられる」という説は、現実的でないと私は思っています。
脂肪には褐色脂肪細胞BATと白色の脂肪WAT(皮下脂肪、内臓脂肪等は主にWAT)がありますが、褐色脂肪細胞BATは熱を生み出すだけでなく白い脂肪WATの燃焼も手伝ってくれると言われています。
でも、残念ながらこの褐色脂肪細胞は赤ちゃんの時には豊富にありますが、年齢とともに減少していくそうです。
褐色脂肪細胞は一言で言えば「体温を調節する機能を持っている細胞」です。
これが赤ちゃんに褐色脂肪が多い理由ですね。褐色脂肪細胞が体温の調節機能を維持し、新生児の体を守っているわけです。
また、冬眠をするような動物にも多く備わっているそうです。
しかし、大人の場合は極寒の中で遭難した場合など、非日常的な体温の低下で生命を維持するために、褐色脂肪細胞が活発に機能するのだそうです。
今日の「たけしの家庭の医学」でも、仕事で何年もの間、冷凍室に長時間いるという生活をしている人のみがBATが少なからず残っているようだと紹介されていましたが、冷凍室で仕事をしているのは少数派ですよね。
前述したように、普通の生活を送っていれば、褐色脂肪細胞は年齢とともに減少し、特に40代以降は急激に減少してしまいます。
なので殆ど残っていない、わずかな褐色脂肪細胞のある肩甲骨付近や首を冷やしたり刺激したところで、40歳以降の褐色細胞によるダイエット効果はほぼ期待できないと言うことになりますよね。
これについては、
「Katakori LABS(厚生労働大臣免許保有者 責任監修)」
というサイトの「肩甲骨ダイエットの嘘・ホント〜褐色脂肪を増やせば痩せる!?褐色脂肪細胞を冷やして活性化説の検証〜」という記事がとてもわかり易く解説してくれています。
「褐色脂肪細胞は未だに未知の存在であると言ってしまっても良いかもしれない。それなのにダイエット効果があるとはそもそも言えるわけがない。」とそのサイトでは説明しています。
また、2018年4月3日に放送された「BSプレミアム 美と若さの新常識 カラダのヒミツ」という番組でも、「発見!“痩せる脂肪”の極意」というテーマで「寒冷刺激」の方法と「食事によって活性化させる」方法が紹介されていました。
寒冷刺激の方法は、首周りに「アイスベルト」を巻きつけて体を冷やすというもの。 でも女性はもともと冷え性という人も多いと思いますし、私も冷え性を改善すべく、あれやこれやと試行錯誤しているわけで…。
褐色細胞を増やすことよりも、カラダを冷やすことでのデメリットの方が私には大きく感じられてしまいます。
肩甲骨や鎖骨のあたりを冷やして褐色脂肪細胞を刺激して増やす(活性化する)という方法はやはり現実的でないような気がします。
食べ物で「褐色脂肪細胞」を増やすことが出来る?!
今日の「たけしの家庭の医学」や「BSプレミアム 美と若さの新常識 カラダのヒミツ」でも紹介されていましたが、体を冷やす以外に「食べ物で褐色細胞を増やす」方法があります。
皮膚表面には温度センサーがあるため、私たちが肌で寒さや熱さを感じることが出来ます。この温度センサーの「トリップチャネル」が温度に反応すると、その信号が脳に伝わり「褐色脂肪」を活性化させるのだそうです。
そして、その「トリップチャネル」は皮膚だけではなく、口の中から胃や腸などの消化器にも存在していて、食べ物に含まれる成分で、トリップチャネルを刺激させることができるのだそうです!
「褐色脂肪」を刺激するトリップチャネルは3種類あることがわかっているそうです。
トリップV1
トリップM8
トリップA1
トリップV1を刺激する食材
とうがらしのカプサイシンや黒こしょう、しょうがに含まれる成分。 いわし・さばなどの青魚、まぐろのトロなどに含まれるDHA、EPA。
トリップM8を刺激する食材
ミントとペパーミント。
トリップA1を刺激する食材
たまねぎ、にんにく、和からし、わざびに含まれる成分に反応。 シナモンや緑茶(カテキン)の成分にも反応する。
この3つのグループの複数の食材を同時に食べるのが、「褐色脂肪」活性化の方法として期待できるといいます。
「たけしの家庭の医学」でも、この食材を組み合わせたレシピが紹介されていましたが、正直、私はこれらの食材を組み合わせた食事を毎日とるのも大変だな~と思ってしまいました。
だいたい私はミントが苦手💦
「食べるだけで痩せられる!」という言葉につられてテレビにかぶりついて見ていましたが、私にはちょっと続けられそうもないな~と思ってしまいました。
「BSプレミアム 美と若さの新常識 カラダのヒミツ」のサイトでもレシピが公開されていますが、ミントを取り入れたレシピは1つだけでした。
玉ねぎとかニンニクとか黒コショウだったら、毎日取り入れるのも可能ですけどね~。3つのグループを全部取り入れないと効果なしなんでしょうかね?
だとしたら、やっぱりこれも、ちょっと現実味がない気がします。
諦めるのはまだ早い!第3の脂肪「ベージュ脂肪細胞」を刺激しろ!
褐色脂肪細胞のある肩甲骨や首のあたりを冷やしたり刺激したところで、褐色脂肪細胞によるダイエット効果はあまり期待できないということは分かりました。
食べ物で増やすというのも、私にはちょっと取り入れずらい。
が、別の方法で活性化させることが出来る脂肪細胞はあります!(STAP細胞はあります!の小保方さん、今どうしているんでしょうね…。全く関係ありませんが…笑)
昨日のテレビでは触れられていませんでしたが、実は脂肪には褐色脂肪細胞BATと白色の脂肪WATの他にもうひとつ、「ベージュ脂肪細胞」というものがあるそうです!なんじゃそりゃ~!
2012年に、ハーバード大学医学部ダナファーバー癌研究所の研究チームによって第3の脂肪細胞「ベージュ脂肪細胞」の存在が明示されたそうです。
ベージュ脂肪細胞は、「ブライト(brite)脂肪細胞」とも呼ばれているそうですよ。
実はこのベージュ脂肪細胞が褐色脂肪細胞と同じような働きをしてくれるというのです!
そして、このベージュ脂肪細胞は「運動によって白色脂肪細胞が変化したものである」ということがわかってきたそうです。
もうお分かりですね❓
ベージュ脂肪細胞を増やす方法は運動するしかないそうなのです(今のところ!現状は世界の研究者が様々な試みをしているようです)。
ハードな運動をすればベージュ脂肪細胞が増え、たくさん運動をするということは普通に痩せる。つまり、そういうことです。はい。
やっぱり健康においてもダイエットにおいても運動は大事だということですね。
ちなみにこのベージュ脂肪細胞は褐色脂肪細胞は種類が明確に異なり、褐色脂肪細胞のように肩甲骨付近に多く分布しているというデータはないそうです。
今日のまとめ
最近の運動不足で感じるのは、ボディラインの崩れ。
食事は、大好きなジャンクフードや甘いものをなるべく控えるようにしているし、食べ過ぎないように調節しているので、そんなにビックリするほど体重は変わっていないのですが、何だか全体的にたるんできたのを感じます。ひえ~~~!
「ダイエットは運動1割!食事9割!」とは言っても、やっぱり「運動0」はダメなんですね~
たま子さん、スポーツインストラクターだったのに!それじゃあイケマー!!
反省します。ベージュ脂肪細胞を増やすためにも、ボディラインを保つためにも明日から運動、始めます。
あっ、でも体重あんまり変わらないのは「大人のカロリミット」のおかげかな?とりあえずまだ飲み続けてるからね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
たま子