「かみさまは小学5年生」という本を知っていますか?2018年の3月に発売になった本です。
この本の著者の「すみれちゃん」は「神さま」や「天使さん」とお話ができるという10歳の女の子です。
私は知らなかったのですが、映画「かみさまとのやくそく」に出演し話題になったそうです。映画をご覧になった方も多いかもしれませんね。
こういったスピリチュアルな世界の話は、信じる人信じない人に分かれますよね。
実際、この本を読んで、「こんな本出しちゃダメだ」とか「すみれちゃんの将来が心配」という批判的な書評を書かれている方も多くいらっしました。
でも私は2回繰り返して読んで、2回ともボロボロと涙が流れてきました。
うまく言えませんがずっと心にため込んでいた自分のモヤモヤっとした感情がスッキリとクリアになって、神さまから
「それでいいんだよ。自分のままで、自分の思ったように生きてごらん」
と優しく言葉をかけてもらったように感じて涙が止まらなったのです。
人は何故生きているのか
どうやって生きたらいいのか
私はもう50年以上生きているので、この問いに対する自分なりの答えみたいなものがぼんやりとありましたが、この本を読んで「答え合わせ」をすることが出来たように思っています。
今日は「かみさまは小学5年生」を読んで感じたことを素直にお伝えしたいと思って書きました。
・生きるのがつらいと感じている人
・生きる意味が分からないと思っている人
・子育てに悩んでいる人
・流産や子供ができなくて悩んでいる人
そんなあなたに、ぜひ読んでもらいたい本です。
かみさまは小学5年生
ネタバレありです。これからゆっくり本を読んで、神さまからのメッセージを受け取りたいという方は読まないでくださいね。
目次
人間は経験するために生きている。幸せになるために生きている。
小学5年生のすみれちゃんは「神さま」や「天使さん」や「石」や「もの」とお話ができる女の子です。
お母さんのお腹の中にいた時のことや、空の上にいた時の記憶(前世はかみさま!)を今でもちゃんと持っているそうです。
そのすみれちゃん曰く、
人間は経験するために生きてるけど、幸せでたのしく生きるために、地球におりてきてるっていう意味もある
私はちょっと複雑な家庭環境で育ったせいか、子供のころから「なんで生きてるんだろう」とか「なんで生きなきゃいけないんだろう」とずっと思っていました。
それでも人生50年以上生きていると、自分なりの哲学というか、「あ~こういうことなのかな~」という答えみたいなものがぼボンヤリとですができてきます。
やっぱり人間って、きっと「良いことも悪いことも経験するため」に生まれてきたんだろうなぁ、とか。
それから人間って誰でもみんな「幸せになりたい」って思って生きてますよね?
親は子供が生まれた時から「どうかこの子が幸せになりますように」と、その子の幸せを祈る。
幸せになるために「優しい人と結婚したい」とか、幸せになるために「もっとお金があれば」と思ったり「お金を稼ぐためには良い会社に入りたい」と考えたり。
みんな結局は「幸せになりたい」から、試行錯誤したり悩んだり悲しんだり、いろいろするんですよね。
だから私は、「きっと人は幸せになることを目標に『経験』をするためにこの世に生まれてきたんだろうな」と考えるようになりました。
そしてこのすみれちゃんの言葉を読んだとき、私が思っていたこと、感じていた事はやっぱり間違ってなかったんだなぁって思えたのです。
「人間は経験するために生きてる」
「幸せでたのしく生きるために、地球におりてきてる」
もっと簡単に!もっと楽しく!
この本の中で涙した言葉はいくつかあるのですが、1番私の心に響いたのはこれかなぁという言葉をご紹介します。
それは、
もっと簡単に楽しく生きて。もう幸せに生きていいんだよ。もうあなたらしく生きなさい
これです。
人生もそうだけど、いろんな物事の本質って実はシンプルなんじゃないかなと思います。
私はすぐ小難しく考えちゃうんだけど、本当は大事な答えはとてもシンプル。
神さまも完璧じゃないし、完璧なんて目指さなくていい。完璧は自分を責めるだけ。
もっとかんたんに たのしく生きて。
単純だけれども、私にはすごく響いた言葉でした。
私はずっと、「もっとちゃんとした人間にならくちゃいけない。もっと立派な人にならくては…!」と思いながら、でも思うようになれない自分にダメ出しばかりして生きていました。
旦那さんに出会えたおかげで今でこそ「このままでいいんだ。自分のままで生きればいいんだ。」と思えるようになってきましたが、この本を読んで、
「もっと単純でいいんだ。もっとかんたんに楽しく生きていいんだ」
と思ったら、いつの間にか涙がとめどなく溢れていました。
悪いかみさまもいる?ちょっとむずかしい陰と陽の世界
本の中で「陰」と「陽」の世界について書かれている箇所があります。
人間には「いん」も「よう」も必要で、「かみさまの国」でもそれをちゃんと教えてもらうのだとか。
正直言って、この辺のくだりが私にはちょっと難しく感じました。
物事にはすべて陰と陽、光と影、表と裏、善と悪があって、それでバランスが取れて成り立っている、というような話はよく聞きますが、それ自体私には難しい。
そしてこの本の中でもちょっと矛盾と言うか「?」と思ってしまう部分もありました。
この本には「かみさまの中には悪いかみさまもいる」と書かれています。
「悪いかみさまや悪い天使さんは悪い人たちを応援する」と。
そして、かみさまや天使さんの言葉として「戦争はやっちゃダメ!」とあります。
でも「陽」があるなら「陰」もある。
それじゃあ、「悪いかみさま」はなんて言ってるんでしょう?
その辺が書かれていないんですよね~。
その辺で「?」と感じてしまいました。
もちろん私も「戦争はやっちゃダメ!」に賛成ですけど、これって「悪いかみさま」の言葉ではないよね、きっと。
「いん」と「よう」
一番難しくて人間の一番の本質がここにある気がして、この辺の話を個人的にすみれちゃんにじっくり聞いてみたいな~なんて思いました。
「いん」も「よう」も人間には必要!
「いん」も「よう」も人間になくてはならないものです。
あかちゃんがママを選ぶ ママのおうえんだんになる!
すみれちゃんはお腹の中にいる「あかちゃん」ともお話ができます。
本の中でもたくさん、あかちゃんについて、お母さんについて書かれています。
すみれちゃん曰く、「あかちゃんは自分でママを選ぶ」のだそう。
でも、あかちゃんはママのお腹の中が入れる状態じゃなかったり、ママが迷っていたり、本当は欲しくないと思っていたりするとわかってしまうのだそうです。
だから「行かない」と選択する子もいると。
でもやっぱり、そのママのことが 好きで大好きで選んでるから
そのママのところに行けなくても
かみさまの国でママの おうえんだんになる。
私には子供がいませんが、もしかしたら「かみさまの国」で私を応援してくれているのかも…。
そんなことを思ったら、また涙が止まらなくなりました。
子供ができなくて悩んでいる人、子供をなくしてしまった人、そして、子育てに悩んでいる人にも、ぜひ読んでみてほしい言葉がたくさん散りばめられていました。
すみれちゃんのママ 羽生ゆきさんの覚悟
本の最後には、すみれちゃんのママ、羽生ゆきさんの言葉が書かれています。
それによると、すみれちゃんが
「伝えるときがきた。みんなに伝えたい」
とママに告白した時、小さいこどもが「かみさまとお話しできる」と世に出た時の「リスク」を考えて反対していたそうです。
私もこの本を読んだとき、率直に同じことを思いました。
実際、この本の口コミにも「こんな本を出させる大人が悪い。この子の将来が心配」などという批判的な書き込みもありました。
それでも大泣きしながら「かみさまの言葉を伝えたい!」と訴えるすみれちゃんの覚悟に根負けして、すみれちゃんと二人で活動を始められたそうです。
この現世の常識と好奇心から我が子を守っていかなくてはいけないのだから、ゆきママの覚悟は相当なものだと思います。
そして今後ますます、すみれちゃんに対する好奇の目や誹謗中傷が増えていくことは容易に想像できます。
それを承知の上で矢面に立ち、すみれちゃんと共にかみさまの言葉を伝える役目を背負ったゆきママにも心からエールを送りたい!
このことをもちろんしんじない人もいるとおもいます。
でも、それならそれでいいです。
しんじてくれる人たちは、すみれのこと、おうえんしてやってください。
よろしくおねがいいたします。
すみれちゃんの体を使って書いたという、「日本の一番上のかみさま」からのメッセージです。
私は信じます。だからすみれちゃんとゆきママを応援します。
だって神さまからお願いされちゃあ、しょうがないじゃない♪
よく分からない矛盾点ももちろんあるけれど…。私が「かみさま」を信じる理由
実はうちの旦那さんはもともと霊感も強く、若い時にはよく幽霊(この本の中では「薄い人」と呼んでいます)が見えたりもしたんだそうです。(今はあまり見えなくなってしまったとか。)
スピリチュアルな世界の話が好きかと言うと全くそうではないんですが、なぜか神様にまつわる話は妙に詳しかったりします。
で、以前から神様についての話を旦那さんからちょいちょい聞いていたのですが、それと同じような話がこの「かみさまは小学5年生」に書かれていたのです!
例えば
「神さまはたくさんいる」とか、
「神さまも完璧じゃない」とか、
「神さまにはいい加減な奴もいれば悪い奴もいる」とか。
それから最近は、私が旦那さんの言うことを聞かないと「神さまのお告げを無視するよね~( `ー´)ノ」とかよく言われます(笑)
昔からそんな話を「どこまで本当なのかしらん?」と話半分に聞いていた私ですが、この本を読んで「へー、やっぱりそうなんだー!」とちょっとビックリしてしまいました。
これって仏教とかなにか勉強した人なら当然の知識なんでしょうか?
もしそうならビックリするようなことではないのかもしれませんが、私はこういう理由から「かみさまは小学5年生」に書かれていることもすんなりと自然に信じることができました。
今まで話半分に聞いていた旦那さんの言葉も、今はちゃんと信じています。(笑)
神さまとか霊とか、絶対信じない!と言う人もいるし、それはそれでいいと思う。
大事なことは、「自分が何を受け入れるか、そしてどう生きるか」ではないかなと思います。
「かみさまは小学5年生」は稚拙な文章だったり、「?」となる部分もあるけれど、「かみさまだって完璧じゃない」わけだし、すみれちゃんだって完璧ではない。
だから、すみれちゃんがかみさまの世界をすべて理解していないかもしれないし、矛盾があってもそれはそれで自然なことなんじゃないかと感じました。
それよりも私は、「すみれちゃんは神さまの言葉を伝えるために生まれてきたんだな」と、その言葉を素直に受け取ることが出来て救われたというか…、上手く言えないけど、
この本を「読んで良かった」って素直に思えたし、読み終えて、何だか少し元気になれた気がしました。
このままの私で、思ったように、たのしく生きていけばいい。
そう確信できて、とても幸せな気持ちになりました。
かみさまは小学5年生
このブログで初めて「書評」を書いてみましたが、うまく伝わったでしょうか?
興味が湧いたら、ぜひ読んでみてくださいね。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
たま子