私は皮膚繊維肉腫というガンを経験してから酸化染毛剤は体に良くないと人から聞いて、白髪染めにも気を遣うようになりました。
そこでここ数年はヘアカラートリートメントやカラーシャンプーを気に入って使っていましたが、春先にかぶれてしまったのをきっかけに最近では100%無添加のヘナに挑戦しておりました。
この辺のレビュー記事は色々書いているので良かったら読んでみてくださいね。
でもね、いろいろ試してみた結果、やっぱりヘナって面倒くさい!という結論に達しまして…。
面倒くさいだけならまだしも白髪の量が多いからか、やっぱりキレイに染まらないんですよね~⤵
で、最近見つけて気に入っているのが花王の「Rerise(リライズ)」という商品。
これ、本当に短時間で簡単にキレイに染まります!
詳しくはこちらの↓レビュー記事にまとめてるので、ぜひ読んでみてくださいね。
で、このリライズ、100%天然由来の着色成分で染めるって書いてあるんですが、あんまりにも染まりが良いので疑り深い私はちょっと心配になりまして…。
本当に危険な成分は入っていないの?
という一抹の不安を感じてしまったのです。
ということで、リライズの全成分21種類!危険な成分は入っていないのか、頑張って調べてみました!!
安全な白髪染めを使いたいけどヘナは面倒だし何を使ったらいいの?!
花王のリライズが気になるけど、これって本当にいいの?
というあなたの参考になれば幸いです。
リライズの全成分を解説!
こちらがリライズの全成分です。全部で21種類。
①水、②エタノール、③エタノールアミン、
④ベヒニルアルコール、⑤ステアリルアルコール、
⑥PG、⑦ミネラルオイル、
⑧セテスー40、⑨セテスー2、
⑩ステアルトリモニウムクロリド、
⑪オレイルアルコール、⑫アスコルビン酸、
⑬亜硫酸Na、⑭リン酸、
⑮ジメチコン、⑯香料、
⑰ジヒドロキシインドール、⑱アモジミチコン、
⑲セテアレスー7、⑳セテアレスー25、㉑乳酸
いろんなサイトを参考にさせていただき安全性を調べたのですが、特に参考にさせて頂いたのがこちら↓
というサイトです。
沢山の化粧品成分をわかりやすく丁寧に、その根拠となるデータも併せて公開してくださっています。本当にすばらしい!!ありがとうございました。
成分の安全性が気になる方はぜひ「化粧品成分オンライン」というサイトを参考にしてみてくださいね。
それでは成分の解説と私の考えも併せてご紹介させていただきますね。
※あくまで素人がネット上で調べたものですので、参考程度にお読みください。
リライズ全成分解説
①水
水は水ですね。(笑)水と言っても、海洋深層水を使ってるとか、温泉水を使ってるという化粧品もありますけど、おそらく普通の水道水でしょうね。まあ、いいか。
②エタノール
エタノールは、デンプンや糖蜜をアルコール発酵させたり、エチレンから化学合成したりして作られます。
別名を酒精と言うことからも分かるように、お酒に含まれる成分です。成分を混ぜ合わせるのに使用されるそうです。
③エタノールアミン
エタノールアミン(モノエタノールアミン)は無色~淡黄色の液体で、水に溶けてアルカリ性を示す有機化合物。
パーマ剤や染毛剤のアルカリ剤として使用されるほか、二酸化炭素や硫化水素の吸収剤や、せっけんをつくる時のアルカリとしても使用されるそうです。
毛髪や皮膚への親和性が高く、残留アルカリになりやすいので、オーバータイムにより毛髪を傷めたり、アレルギー体質や皮膚炎の方は、皮膚刺激やアレルギーの可能性が高くなるらしいので注意が必要です。
ただ、実際に化粧品などに配合されているのは微量であり、試験結果以外でのアレルギーの報告もみあたらないため、微量配合の場合は問題のない可能性も考えられるそうです。
④ベヒニルアルコール
ベヘニルアルコールは、 ナタネ油由来の高級アルコールです。
乳化の安定性を高めるために用いられる成分で、安全性が高いので赤ちゃんから敏感肌の大人まで安心して使用できるといわれているそうです。
⑤ステアリルアルコール
ステアリルアルコールはマッコウ鯨油から得られる高級アルコール。
化粧品に配合される場合は、皮膚を保護しなめらかにしたり、毛髪の滑り・ツヤを向上させてくれます。
ステアリルアルコールの現時点では安全性の高い成分であると考えられています。
⑥PG
正式名称はプロピレングリコール。
酸化プロピレンから化学合成された多価アルコールで、無色透明の液体。物質を溶かす性質が優れているそうです。
PGの現時点での安全性は、アレルギー(皮膚感作性)が起こる可能性も低いので、安全性は問題ないと考えられています。
ただし、経皮水分蒸発量が増えたり、細胞密度が減少したという試験結果もあり、安全性の懸念がぬぐえないため、洗い流さずつけっぱなしにする化粧品などに配合されている場合には注意が必要だそうです。
⑦ミネラルオイル
ミネラルオイルは、ワセリンと同じく石油から得られる鉱物油です。
流動パラフィンとも呼ばれており、ワセリンと同じ物質なので、安全性が高く、肌の水分蒸発を防ぐのに優れています。
⑧セテスー40 ⑨セテスー2
非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)。
乳化剤として各種化粧品に用いられています。
セテスの後ろの数値は、ポリオキシエチレンの平均モル数と言って、セタノールにポリオキシエチレンをつけて分子量を大きくすることで刺激が緩和し、分子量が大きくなればなるほど刺激は低くなるんだそうです。(ちょっと難しいね💦)
セテス類の現時点での安全性は、セテス-7より高い数値のセテス類は安全性の高い成分であると考えられますが、セテス-7より低い数値のセテス類は、高濃度で皮膚刺激が起こる可能性が高くなるんだそうです!
ただ、化粧品に配合される場合はほとんど5%未満なので、安全性に問題のない成分であると考えられているようです。
⑩ステアルトリモニウムクロリド
カチオン界面活性剤(陽イオン界面活性剤)。
毛髪をしなやかにする柔軟作用を有するため、主にヘアリンスやヘアトリートメントなどのヘアコンディショニング剤に広く使用されているそうです。
ステアルトリモニウムクロリドの現時点での安全性は、皮膚刺激性もほとんどなく、ヘアコンディショナーやトリートメント、寝ぐせ直しなど毛髪につける製品に配合されている場合は問題ないと考えられています。
⑪オレイルアルコール
オレイルアルコールは、マッコンクジラの油脂中から脂肪酸エステルとして発見された、非水系の増粘剤。高級アルコールの一種で、毒性等が少ない成分です。
乳化作用・乳化安定性があるそうです。
⑫アスコルビン酸
栄養素ビタミンCとしてはたらく、水に溶けやすく強い酸味のあるラクトン構造をもった有機化合物。
アスコルビン酸として化粧品に配合される場合は、一般的には化粧品自体の酸化防止剤として幅広い製品に使用されています。
アスコルビン酸の現時点では安全性に問題のない成分であると考えられています。
⑬亜硫酸Na
無機化合物のひとつで、水に溶けやすく、酸化防止剤の役割をもち、食品や化粧品の漂白・保存の目的でよく使用されています。
ワインには必ずと言っていいほど入っているものですが、最近は無添加ブームで酸化防止剤無添加のワインも多く出回っていますよね。
個人的にはあまり体の中に入れたくないな~と思いますが、染毛料としての使用なら安全性は高いと考えられます。
⑭リン酸
リン酸は生体系保湿成分のひとつで、本来は無色透明で粘稠性の液体ですが、現在市販されている物は85%程の水溶液となるそうです。
酸化防止助剤、保湿剤、pH調整剤、洗浄剤等の目的で化粧水、クリーム類、洗口料等に配合されています。
安全性は高いと考えられているようです。
⑮ジメチコン
最も代表的なシリコーン油で、撥水性や潤滑性に優れており、髪をコーティングして滑らかな感触を与える働きがあります。
最近ではノンシリコンシャンプーが主流となりつつあり、「シリコン」というと悪者扱いされがちですが、髪には良い作用をするんですよね。
頭皮につくと皮膚呼吸を阻害する危険性があるとも言われているそうですが、ジメチコンはストッキングのように網目状になっており、皮膚呼吸を阻害しないという説もあるようです。
私も現在はノンシリコンシャンプーしか使っていませんが、50年近くシリコン入りのシャンプーを使っていました。
特に吹き出物が出来たとか、かぶれて使えないとかいうことはなかったので、週1回の染毛料として使う分にはそんなに気にしなくてもいいのかなと思っています。
⑯香料
香料は、化粧品に香りをつける成分の総称で、複数の成分が混ざっている場合もあり、成分名の情報が明らかでないため、香料そのものの安全性は不明です。
配合量はスキンケア化粧品の場合でおよそ0.001~0.01%%程度の微量とのことなので、安全性は高いと考えられます
⑰ジヒドロキシインドール
白髪を黒髪メラニンのもとで黒く色づける着色成分。
リライズの一番の特徴でもある天然の着色成分ジヒドロキシインドール。
実はリライズは「花王株式会社」とお酒で有名な「月桂冠」との共同研究で生まれた商品なのです。
お酒と白髪染め?ってちょっと意外でしたが、月桂冠総合研究所は、清酒醸造において重要な働きをする麹菌の研究の中で、酒粕に黒い斑点を生じる「黒粕現象」の原因である新規麹菌チロシナーゼ遺伝子(melB)を取り出し安定供給を達成。
さらに麹菌チロシナーゼを用いた黒髪メラニンのもとである着色成分(ジヒドロキシインドール)の工業生産に世界で初めて成功したんだそうです。
この「黒髪メラニンのもと」は髪の表面のキューティクルに定着して白髪を徐々に染めるので、毛髪には直接作用しないため、毛髪や頭皮へのダメージが少ないのが特徴。
これ、すごい発見ですよね。なんで今までなかったんだ!
⑱アモジミチコン
アモジメチコンはアミノエチルやアミノプロピルなどのアミノ基で末端を修飾したアミノ変性シリコーンポリマー(シリコーン重合体)だそうです。(なんのこっちゃ!)
先程解説した⑮ジメチコンとおなじようなものみたいですが、ジメチコンより毛髪への吸着性が高く、ヘアコンディショニング効果の持続性に優れているそうです。
アモジメチコンの安全性は高いと考えられています。
⑲セテアレスー7 ⑳セテアレスー25
油性成分であるセテアリルアルコールに水性成分であるポリオキシエチレン(PEG)を反応させて得られる非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)です。
セテアレスの後ろの数値は、大きいほど刺激が緩和し、刺激は低くなるそうです。
セテアレス-2~18は主に乳化剤として頭髪用製品に使用、セテアレス-20~40は可溶化剤および洗浄剤として使用されるそうです。
セテアレス類は現在では安全性に問題のない成分であると考えられているようです。
㉑乳酸
生物に多く含まれている有機酸で、化粧品原料として用いられる場合は、デンプンなどを基にして発酵させたり、アセトアルデヒドに青酸を作用させる合成法によりつくられる無色~淡黄の液体。
配合量によって肌への働きが大きく異なる成分とのことですが、リライズに配合されているのはごく少量と思われます(表示順が一番最後なので)。
配合量が極端に少ない場合は、殺菌目的で洗浄製品に配合されたり、成分そのものの腐敗菌の繁殖防止など防腐目的で使用されます。
乳酸の現時点での安全性ですが、配合量に関係なく、とくに乾燥肌や敏感肌の場合には皮膚刺激が起こりやすいと考えられているそうなので、これはちょっと注意が必要かもしれませんね。
以上!リライズ全成分の解説でした!
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結論!リライズは安全性は高いが敏感肌の人は要注意!
リライズの全成分を調べてみましたが、危険な成分(たとえば発がん性を問題視されているジアミン系の物質とか)は全く入っていませんでした。
トリートメントカラーやカラーシャンプーによく使われる「塩基性料」や「HC染料」は、現時点では安全性についてまだまだ不明な部分が多いと言われているので心配な方もいるかもしれませんが、そのどちらも配合されていませんでした。
ただし、シリコーンや界面活性剤等、添加物といわれるものはしっかり入ってるな~という印象です。
特に③のエタノールアミンなどのアルカリ剤は頭皮や毛髪に残留し、長期間使用することで悪影響を及ぼすと言われていますし、⑮のジメチコンなどのシリコーンでかぶれてしまう人も多いですよね。
最近ではノンシリコーンシャンプーが主流になってきているほど。
危険な成分は入っていないとはいえ、やはりこれだけの添加物が入っているとなると、敏感肌の方には合わない可能性も高いのではないかと個人的には思います。
私も最近は特に肌が敏感になってきてしまったので、本当はなるべく刺激の少ないもの、できるならヘナのような100%無添加のものを選びたいとは思います。
(※ヘナでも人によってはアレルギーを起こす場合もあります。)
思いますが、ヘナのデメリット(時間がかかる!染まりが満足できない!汚れる!)を考えると、多少添加物が多くてもリライズのメリット(簡単・短時間・染まりの良さ)はかなり魅力的です。
なので、私はしばらくはこのリライズを使い続けてみようと思っています。
ただし、長期間使ってみないとわからない影響というものもあると思うので、そこは注意深く観察しながら使ってみたいと思っています。
できればアルカリ剤は残留しにくいものに変えるとか、いくつか改善を期待をしたいところではありますが…。
ということで、たま子さん的には今のところ、この「リライズ」はおすすめですが、特に敏感肌やアレルギーをお持ちの方の場合には注意深く、様子を見ながら使用することをお勧めいたします。
心配な方は直接花王さんに問い合わせてみるといいかもしれませんね。
もちろん、敏感肌でなくとも、どんなに低刺激と言われている化粧品であろうとも、合わないこともあります。
万人に合うものなどないと理解したうえで、自分の髪と頭皮に注意をしながら使ってみてくださいね。
これで私の「白髪染めの旅」も終わるといいのですが…。
この記事が、白髪染めに悩むアラフィフ女子の参考になればとても嬉しいです!
女50代、まだまだこれから!
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
たま子
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