久しぶりにやってしまいました。
ぎっくり腰です。
ぎっくり腰の時は冷湿布?温湿布?これを間違えると症状を悪化させてしまうことも!
たった今、ぎっくり腰をやってしまった自称「ギックリ腰マイスター」がぎっくり腰や腰痛の時にやっている対処法をお伝えします。
冷やす?温める?対処法を間違えると大変なことに!
こんにちは。たま子です。
今日は埼玉の実家の母のところに行く予定でいたため、朝から掃除機をかけたり洗濯したりと大忙し。
洗濯物を干そうと、洗濯籠を床に置こうとした途端、「ギクッ!!!」
うわっ!やっちまった!何でこんな時に!!!
と思った時にはあとの祭り。もう痛くてまっすぐ立つこともできなくなってしまいました。
2年ほど前に酷いぎっくり腰をやってから、かなり腰には気を付けていて、最近は筋トレで腰回りの筋肉強化にも励んでいたので、ここ長野に来てからは、ずっと腰の調子が良く、自分がヘルニア持ちだということをちょっと忘れかけておりました。
ぎっくり腰は、今朝の私のように、何かを持ち上げたりおろしたり、咳やくしゃみをするなど、何かの動きがきっかけとなってに急に痛くなる時と、特にきっかけはなくても、腰が思いなぁと感じていたら徐々に動けなくなっていたという時があります。
どちらも、普段からの腰への負担が溜まっていたことが原因で、それが何かのきっかけで耐え切れなくなった時に、「ぎっくり腰」になってしまうんだそうです。
ここ2~3日、ちょっと風邪気味で体調が悪く、確かに肩とか腰とかバリバリしてるな~と感じていたので、きっとそのせいですね。
本当はちょっと体がバリバリしてるくらいの時点でゆっくり休むとかマッサージをするとか対処できればよかったんですけど、もうなってしまったらどうしようもありません。
今日は実家には行けず、このまま安静にするしかありませんね…。トホホ。
そこで今日お伝えしようと思ったのが、ぎっくり腰になってしまった時にはどうすればいいのか、です。
これ、対処を間違えると余計に悪化させてしまうことになりかねないのです。
私はヘルニア持ちのため、一番調子が悪かった2年くらい前には、すご~く気を付けていたにも関わらず、何度もギックリ腰を繰り返した経験があります。
その時には対処の仕方がわからず、旦那様も出張だったりして、一人でパニックになって、どうしたらいいのよ~と本気で泣いていたのを思い出します。
もし、今まさにぎっくり腰でお困りの方がいたら、対処法を間違えないように、慌てずに、とにかく安静にしてくださいね。
湿布は絶対、冷湿布!ぎっくり腰になってしまった時の具体的な対処法
ぎっくり腰になって、痛くてちょっと動くのも辛いという場合は、すぐに横になって安静にします。膝を曲げて横向きで寝ると腰への負担が軽いそうです。
そして何より冷やすことが大切です!!
痛みがあるということは「炎症を起こしている」ということなので、ぎっくり腰ではなくても、既に腰に痛みが出ているようなら冷やしてあげることが大切。
湿布を貼るときに冷湿布がいいのか温湿布がいいのか悩みますよね?
これ、間違えると余計に悪くなってしまうので、くれぐれもご注意を!
「痛みがあるなら冷湿布!」ですよ。
でもぎっくり腰などの急性の痛みがある場合に「冷やす」時は、「冷湿布」で冷やすのではなく氷水や氷嚢(ひょうのう)を患部にあてて冷やします。
というのも、冷湿布自体には炎症を抑える効果はありますが、冷やす効果はあまり期待できないそうです。
なので、氷嚢など(私は生ものなどを買った時にお店でつけてくれる保冷剤を山ほどとっておいて使っています。)を患部にあてて冷やします。
私の場合、時間等は適当ですが、お医者様のおすすめは、「約20分ほどあて、患部から外して60分ほどしたらまた20分ほど冷やす」だそうです。これを3回程度続けます。
ぎっくり腰になった直後にこれをやってあげるかどうかで、回復の速度が変わってきます。
この後に冷湿布を貼るのはOK!
決して、患部を温めたり、患部をマッサージしたりしないでくださいね。症状が悪化する恐れがあります。湯船につかるのも避け方がいいでしょう。
痛みが強い場合には痛み止めなども上手に利用しましょう。私はいつもバファリンです。あまり痛すぎると、本当にトイレにも行けなくなります。
それからもう一つ、「芍薬甘草湯(シャクヤクカンソウトウ)」という漢方もすすめです。
足がつったりしたときに良く使われる漢方ですが、私の場合は腰や肩などがもの凄くバリバリして辛かった時にずっと飲んでいました。
即効性もあって良く効いているように感じます。市販もされていますよ。
痛みが強いと、辛くって今すぐどうにかしてほしい~と思って病院に行こうとしますが、安静にしていれば痛みが軽くなるなら、すぐに病院に行こうとしなくて大丈夫です。
というより、無理して行っても、痛みが治まるまでは病院も痛み止めを出すくらいしか出来ないので、かえって体に負担をかけるだけです。
私は酷いぎっくり腰の時に藁をもつかむ思いでタクシーで病院に行きましたが、結局薬をもらっただけでした。安静にしていればよかったと後悔しました。
※ただし、「どんな姿勢をしても楽にならない」「発熱を伴う」などの時は、他の病気の可能性もあるそうなので、早めに病院で見てもらってくださいね。
ぎっくり腰になってしまった時の対処法をまとめるとこんな感じです。
その1:とにかく安静に! |
その2:とにかく冷やす! |
その3:湿布を貼るなら冷湿布! |
その4:痛み止め、「芍薬甘草湯」などを上手に利用する! |
その5:あわてて病院に行かない! |
2~3日経って、普通に動けるようになったら病院に行くといいと思いますが、病院に行ったところで傷ついた患部の回復は時が経つまで待つ事しかできません。
おそらく病院では、レントゲンを撮ったり、ぎっくり腰のために硬くなってしまった筋肉を緩めるための施術とか、痛み止めの処方とかをしてくれると思います。
ぎっくり腰が起こると、腰の筋肉を守ろうとして、股関節などの周りの筋肉が「ガチッ」っと固まってしまうんだそうです。それを緩めてあげる事が大事。
でも自己流のストレッチやマッサージはすっかり痛みがなくなるまではやめておいた方がいいと思います。
とにかく痛みがなくなるまでは「安静」「冷やす」が一番大事です。
そして、ある程度回復してきたら、腰痛を繰り返さないために、筋トレして筋肉つけろー!!と言われることになります。
でもね、私の経験上、やみくもに筋トレしたところで、腰回りの強化なんて簡単にできないんですよね~…。
腰椎を支えるのはインナーマッスル「腹横筋」
人間の体の構造的に、胸の部分は肋骨、いわゆる「あばら骨」がありますよね。でも腰やお腹の部分には背骨以外何もないのです!
つまり、腰の部分は支えるのは筋肉しかない!ということ。
なので、お医者様は「筋肉付けろ!筋トレしろ!」とかいうわけなんですが、私からすると「筋肉付けろ!筋トレしろ!」というだけではとても不親切だな~と思ってしまいます。
というのも、腰の部分を支える役割をしている筋肉とは、いわゆる6つに割れる腹筋(腹直筋)とか背中の背筋ではなくて、「腹横筋」という深層筋(インナーマッスル)なんだそうです。
全ての筋肉は、動くときはまず、インナーマッスルが関節を固定してから外側のアウターマッスル(表面にある筋肉)が働いて、体が動きます。
物を持ち上げたりする場合、アウターマッスルの腹直筋や広背筋が動く前、力が入るコンマ何秒か前に、インナーマッスルの腹横筋がしっかりと腰椎を支え、その上で、腰を曲げて物を持ち上げるんだそうです。
この時に腹横筋がしっかりと腰椎を支えてくれないと、腰椎の捻挫や、肉離れに繋がってしまいます。
なのでインナーマッスルがしっかりとしている人は、ぎっくり腰になりにくく、再発もしにくいと言われているそうです。
でもね~、筋肉付けろ~筋トレしろ~って言われたら、普通の人はまず何やりますか?
腹筋でしょ?!背筋でしょ?!お医者様から「腹筋と背筋をしなさい!」と言われたこともあるし。
でも、それじゃあインナーマッスルは鍛えられないじゃないかー!!
だから不親切だな~と思ってしまうのですが、不親切というか知らないんですかね?
まあ、ちゃんと知識もあって、説明もしてくれて、指導もしてくれるお医者様も全国には大勢いらっしゃるとは思うし、ちゃんと整形外科のリハビリとかに通えば指導もしてくれるのかもしれませんが、そうそう通っていられない人の方が多いでしょ?
だから、診察時にインナーマッスルと腹筋背筋が大事だよ~ということくらいちゃんと教えてよ~と思うのですが…。
まあ、私の愚痴はさておき、とにかく腰痛予防には腹筋背筋だけでなく、インナーマッスルが大事ということ!
最近私がポッコリお腹を解消するために始めた「プランク」というインナーマッスルの簡単な鍛え方があるので↓こちらを参考にしてみてくださいね。
くれぐれも、すっかり痛みがなくなってから、徐々に行ってくださいね。焦ってやっても逆効果!再発してしまいますから要注意です!
この記事があなたの辛い腰痛解消の参考になれば幸いです。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。
たま子