「白髪染めは体に悪い」という話を聞いたことはありますか?
実は私は5年半ほど前に「隆起性皮膚繊維肉腫(りゅうきせいひふせににくしゅ)」というガンの手術をしました。
それからというもの、健康について色々と気になるようになり、白髪染めについても気を使うようになりました。
「白髪染めってどうして体に良くないの?」
「安心安全な白髪染めはどれ?」
今日は白髪染めについて思うこと、調べたこと、実体験を交えて書いてみようと思います。
目次
ガンになって考えた、健康のこと、白髪染めのこと。
こんにちは。たま子です。
前々からこのブログに書こうと思っていたのですが、私は以前、隆起性皮膚線維肉腫というガンになりました。
【隆起性皮膚繊維肉腫とは】
皮膚の真皮を構成する線維細胞の中から発生することが多い肉腫です。転移する力は元来弱いので、原発巣の初回手術で23センチメートルから3センチメートルの余裕をもって切除して治してしまうことは大切ですが、切除の大きさよりも十分な深さで切除してしまうことがもっと重要です。再発を繰り返すと、みえないがん細胞がばらばらに散らばったり、もともとの細胞の性質が変化して悪性度が増したりする傾向があり、注意が必要です。
「隆起性皮膚繊維肉腫」ってあまり聞いたことないですよね?
私も全く聞いたことがなかったのですが、割と珍しい、まれなタイプのガンで、症例数も少ないと、当時の主治医から説明を受けました。
「隆起性皮膚繊維肉腫」や私のガン体験談についてはこちらのページ↓で、詳しくお伝えしていますので良かったら読んでみてくださいね。
「隆起性皮膚繊維肉腫」は「転移はしにくいが、再発しやすい」と言われているのですが、幸い、手術をしてから5年以上が経過し、再発もなく、元気でいられることに本当に感謝しております。
やっぱり再発が一番怖いので、ガンを経験して健康について本気で考えるようになりました。
残留農薬のこととか食品添加物のこととか、精製された砂糖とか塩は避けた方がいいとか…。
まぁ、それまでも食生活には多少気を付けているつもりではいましたが、今思うと全くの勉強不足。
で、白髪染めについても、ガンになるまでは何にも考えず、頭皮が腫れることも殆どなかったので、思いっきり市販の酸化染毛剤を使っていました。
私は母親に似て、若いころから白髪が多く、40歳近くなると、白髪染めをしても2週間くらいですぐピカピカ光ってきてしまい、とても気になるようになりました。
で、月に1回が1.5回とか2回くらい染めるようになってたんですけど、ガンになったときに、知り合いから白髪染めなどのカラー薬剤は良くないよ!とアドバイスされたんですね。
その知り合い曰く、
ヘアカラーの薬剤には発がん性物質が入っているものが多く、特に頭皮から吸収したものは体の外に排出されにくい!
とのこと。
え~~~~!!そうなの~?!
そんなこと考えたこともなかったので、かなりショックを受けたのを覚えています。
がん・皮膚障害を誘発?毛染めの有害物質って何?!
この記事を書くにあたり、毛染めの有害物質について改めて調べてみると、
平成27年10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表したそうです。
消費者庁の事故情報データバンクには、毛染めによる皮膚障害の事例が毎年度200件登録されているとのこと。
特に酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中でもアレルギーを引き起こしやすいと公表しています。
また、北里研究所臨床環境医学センターによる実験結果によると、大手メーカー3製品に、乳癌細胞に「ヘアカラー」を薄めた液を添加して培養したところ、3製品とも乳癌細胞が増殖したと報告されています。
中には1千億倍に薄めた場合でも、1.5倍も乳癌細胞が増えた製品さえあったそうです。
そして、アメリカ国立癌研究所シリア・ザーム研究チームは「ニューズウィーク日本版」1992年7月22日号で、ヘアカラーが悪性リンパ腫を誘発すると公表したそうです。
ヘアカラー(酸化染毛剤)には、パラフェニレンジアミン等の発癌性や遺伝毒性が心配な多様な化学成分が使われていて、消費者庁もこの酸化染毛剤は特にアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいと報告しています。
それから、ちょっと出所がはっきりしませんが、
「人間は、口から入った毒素はある程度排出することができますが、
皮膚から入ったもののほとんどは蓄積されるだけだそうですよ。」
なんて記事も見つけました!
う~ん、ガンになるまで全くそんなこととは知らず、白髪染めを使いまくっていた私…。
ただし、ヘアカラーが本当に私のガン発症に関係していたかどうかはきっと誰にも分らないことだと思います。
私の母親は若いころに、そりゃあもう真っ黒に、市販の酸化染毛剤で染めまくってましたけど、80過ぎた今でも癌になったことは一度もありませんし。
なのでヘアカラーがガンに直接影響があったかどうかはわかりませんが、一度ガンを経験した者としては、やっぱり体に悪いと言われるものはなるべく使いたくないな~と思うのが正直なところです。
安全な白髪染めはヘナ?ヘアマニュキュア?トリートメントカラー?それぞれのメリットデメリットは?
白髪染めの健康への影響を気にするようになってから、私の白髪染め放浪記が始まりました。
まず、カラー薬剤は良くないよ!と教えてくれた知り合いの方にすすめられたのが「ヘナ」でした。
ヘナのメリット・デメリット
「ヘナ」とは、「ミソハギ科」の植物です。
ヘナは植物の色素で染めるので、化学染毛剤に比べ、とても安全で、優しい染め上がりになります。
最近は美容院でやってくれるとこも多いみたいですけど、私は、「ネットでヘナの粉を購入して、自宅で染めることもできるから」と知り合いに教えていただきました。
しかし、「ヘナ」は安心安全に使える反面、不便な点も多々あると私は思います。
また、「ヘナ」として販売されているものの中には化学成分が含まれているものも少なくないようなので、注意が必要です。
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私も3種類くらいの粉を購入して、自宅でやってたんですけど、これがね~、なかなか大変なのです。
時間もすごくかかる上に、タオルも枕カバーも黒ーくなっちゃう💦
その上、私が使っていたヘナは芝生の臭いが強かったんですよね~!!
それでも綺麗に染まってくれて、長持ちしてくれれば頑張るんですけど、私はあんまり満足できませんでした。
でも、安全面を最優先したいなら、やはりヘナが一番良いのではないかなと今も思っています。
ヘアマニキュアのデメリットは?
ヘナで挫折したその後、行きつけの美容院の美容師さんに相談したところ、
「だったら頭皮に薬剤を付けないヘアマニキュアがいいよ」
と言われ、長い間ヘアマニキュアをやって貰ってたんですけど、こちらもやっぱり2週間くらいしか持たないんですよね~。
すぐピカピカ光ってきちゃう⤵
やっぱりこのころには白髪がかなり増殖していたんでしょうかね。
美容院でやって貰えて楽だし、染めたてはツヤツヤで綺麗になるのですが、やはり持ちが悪いしコスパも悪い、ということで、こちらもやめてしまいました。
で、たどり着いたのが、トリートメントカラーというやつです。
おすすめのトリートメントカラーは?デメリットはないの?
最近は色々なトリートメントカラーが出回ってますよね。
トリートメントカラーはお風呂に入っているときなどに気軽に使えて、週1~2回くらいの使用で大分白髪が気にならなくなったので、ここのところ、私はこのトリートメントカラーに落ち着いています。
今までに、私が実際に使用してみて、おすすめできると思うのは次の3つです。
・アンファー
・利尻ヘアカラー
・レフィーネ
どれも値段もそれほど変わらず、染まり具合もそんなに差はないように私は思いましたが、それぞれに良いところを上げてみました。
予防医学のアンファー 「スカルプDボーテ」
香りがとても良かったのをよく覚えています。
それからお客様センター?のようなところに電話で質問したところ、とても丁寧に誠実に答えてくださって好感が持てました。
知名度の高さも安心感があります。
サスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメント
こちらは薬局で購入できたのが高得点です。
アンファーをずっと使っていたのですが、必要な時に近所の薬局でパッと変えるという手軽さからこちらに乗り変えました。
染まり具合や使い勝手などはアンファーと同じくらいの満足度でした。
サスティの[白髪用]利尻ヘアカラートリートメント
レフィーネ
こちらはヘッドスパトリートメントカラーということで、頭皮マッサージできるくらいなら、肌に悪影響を及ぼす成分も少ないはず、と判断し、試しに購入してみました。
すると、ボトルポンプ式でシャンプーのようにワンプッシュでブラシに出すことができるのがとても使いやすくて、染まり具合の満足度も高い!
こちらもネット通販での購入となりますが、本当に使い勝手が良いので現在も定期購入しています。
しかし、ご紹介したこれらのトリートメントカラーにもデメリットがないわけではありません。
これらのトリートメントカラーには「塩基性/HC染料」などの化学色素が含まれています。
以下、化学成分完全無添加のヘナを販売するピアオンラインショップ
(HC染料は)化粧品原料の規制緩和で、使用可能となったヘアカラー用の化学色素です。タール系色素よりも、剥がれやすいためリスクが低いものと評価されています。
HC染料がタール系染料に比べ、アレルギーリスクが低いとはいえ、大量に配合してある場合は要注意です。
HC染料も石油を原料に作られるものに違いはありません。成分表記欄を見て、上位表示されている場合は、注意が必要です。
HC染料の分子は、とても小さいためタール色素よりも皮膚の深部へ浸透します。長期間の使用がカラダへどのような影響を与えるかは不明です。
このように、HC染料に関してはまだまだ未知の部分が多いため、(特に大量に配合されている場合)確実に安全とは言えないようです。
ただ、私の場合、「なるべく健康への悪影響は少なく、でも使い勝手の良い手頃なもの」というバランスを考えると、今のところこのトリートメントカラーは許容できる範囲ではないかなと考えて使っています。
まとめ 安心な白髪染めを求めて
実をいうと、現在気に入って使っているレフィーネ
きっと商品のせいではなく、私の白髪量の変化だと思います。
以前は週に2回くらい、髪に塗ったくって30分くらい置いておけば殆ど気にならなったのに、最近はトリートメントした次の日にもうピカピカ光っちゃうのです。
これはどうにかしなくては~!
ということで、最近、↓これも試してみました。
続きはこちらからどうぞ→『「利尻カラーシャンプー」は染まらないって口コミは本当?!いざトライ!』
※2018.5.05追記:髪や頭皮にやさしいと言われているトリートメントカラーやカラーシャンプーでも、人によってはかぶれる場合もありますのでご注意ください。詳しくは「白髪染めはやっぱり体に良くない?!HC染料も危険?!安全な方法は?」をご覧ください。
白髪があると、それだけで10歳は歳をとって見えてしまうもの。
やっぱりいつまでも綺麗な髪でいたいけど、体に悪いものは使いたくないですよね。
今のところはトリートメントカラーやカラーシャンプーを試していますが、まだまだ満足はできていないので、これからももっと良い方法・良い商品をご紹介できるように、色々探して試してみようと思っています。
私の白髪染め探しの旅はまだまだ続きそうです。
何か良い方法が見つかったら、またこのブログでお伝えしますね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
2017/11/10
たま子
※この記事は2018年5月1日に大幅に修正・加筆いたしました。